標記大会は、9月23~24日の2日間、春日部市立市民武道館で行われました。
前哨戦のシード校選考会(8/20)で優勝した本校は第1シードで、予選リーグで久喜工業高校に5-0で勝ち、Aブロック1位で決勝トーナメントに進出しました。
決勝トーナメントは予選リーグA~Dの4ブロックの上位2校が進出しますが、本校は初戦でDブロック2位の杉戸農業高校に5-0,続く準決勝ではBブロック1位の八潮高校に4-0で勝って、いよいよ決勝戦に進出です。
決勝戦の相手は春日部東高校で、シード校選考会では3-1で勝っていますが力の差はほとんどなく、やってみないとわかりません。結果的にはポイントゲッター吉田くんの頑張りで1-1の内容で辛勝し、東部地区新人大会の点取り試合では嬉しい初優勝となりました。
2日目の個人戦には1・2年生14名全員が出場し、男子7階級中3階級で優勝(66kg級・90kg級・100kg超級)、残る4階級中3階級で準優勝(60kg級・81kg級・100kg級)、入賞者を含む8強以上の11名が来年1月の全国高校柔道選手権大会埼玉県大会への出場権を獲得しました。
■優勝
66kg級 佐藤大貴
90kg級 香川忠彪(東部地区3連覇)
100kg超級 吉田和晃
■準優勝
60kg級 多田隼人
66kg級 白川真生
81kg級 玉沖偉央
100kg級 鶴嵜健翔
■第3位
81kg級 坂本悠弥
■8強
73kg級 上野和貴 中野楽斗 武藤慧伍
個人戦で忘れられないことがありました。この4月から柔道を始めた海老根嶺也くんが60kg級に出場しましたが、初戦の相手が有段者だったので、本人には「今回は勝ち負けじゃないぞ、経験だぞ。思い切っていけよ!」と送り出しました。
ところが試合ではものすごく頑張り、得意の体落で有効ポイントを先制します。その後も頑張って攻め続け、勝つのではないかと思わせる試合ぶりでしたが、最後は背負投で技有りポイントを取られて惜敗しました。
試合後に「白帯が黒帯を投げたんだから、たいしたもんだよ」と健闘をたたえようと思ったのですが、私のところに来た時には、本人は悔しくて涙を流して泣いていました。
「すごい。この子は相手が黒帯だから負けても仕方ないとは思わないで、悔しくて泣いている。今どき、こんな子がいるんだな」と、たいへん勉強になった海老根くんの敗戦でした。海老根くん、これからも頑張ろうね。応援してます♪
大会を振り返ると、新メンバーになってからずっとこの大会を目標にしてやってきましたが、生徒たちは本当によく頑張りました。特にキャプテン・玉沖くん、副キャプテン・佐藤くん・多田くんがチームをしっかりまとめており、普段の練習もいい雰囲気で、練習が終わってもなかなか帰ってくれません(苦笑)。
帰らないどころか、技の研究反復をしたり、打ち込みをしたり、トレーニングをしたり、時には乱取りをしている者もいます。「泊まっていいよ」と言えば、そのまま道場に泊まりそうな勢いです(笑)。本当に柔道が好きなんですね。ありがたいことです♪
6日後の10月1日(土)には、春の全国高校柔道選手権大会につながる男子団体戦の勝ち抜き試合が行われます。2年前に初優勝している本校は、2年ぶり2度目の優勝を目指して、生徒たちと力を合わせて頑張ります。
本日、応援にお越しいただいた保護者の皆様に、あらためて感謝を申し上げます。10月1日も頑張りますので、変わらぬ応援をよろしくお願いいたします♪
先鋒・白川真生くん
次鋒・佐藤大貴くん
中堅・多田隼人くん
副将・香川忠彪くん
副将・吉田和晃くん
大将・玉沖偉央くん
表彰式
記念撮影
個人戦の表彰式
個人戦後の記念撮影