今日は、標記大会が越谷市総合体育館のメインアリーナで行われました。私の役割は第2試合場審判委員(ジュリー)で、小学生高学年の部団体試合の決勝戦の審判員も務めさせていただきました。
この大会の開催は、越谷市柔道連盟会長であり新越谷・山道場主宰の山茂樹先生の悲願だったそうで、山先生が挨拶の中で「開催することができて万感の思いです」とおっしゃったことが印象的ですし、心に響きました。
山先生とは七段昇段のための「講道館護身術」と「五の形」の審査でパートナーを組ませていただきましたが、相互に道場を行き来して練習に励んだのもいい思い出です。
また、山先生が一番最初に道場を立ち上げる際に柔道場を貸してもらえる高校を探しており、当時、私の弟が勤務していた草加東高校をご紹介して、山道場が誕生したことも懐かしく思い出されます。
山先生が現役選手時代に国内外の大会で活躍されたことは今さら言うまでもありませんが、指導者になられてからも、柔道に賭ける情熱にはたいへん勉強させられています。様々な困難・苦難を乗り超えて大会開催を迎えたご尽力に敬意を表します。
大会はすべて団体試合で、小学生低学年(1~3年)は3人戦、小学生高学年(4~6年)は5人戦で行われました。
大会には本校ではすっかりおなじみのスーパー小学生・佐藤大介くんも出場しており、誠心館押田道場の副将を務めていました。
試合では誠心館は残念ながら敗退しましたが、大介くんは「自分が負けたせいでチームが負けた」と、それはそれはかなりの落ち込みようです。
そこで私は「いいかい、優勝しない限り負けて終わるんだぞ。その負けから何を学んでどうスタートを切るかが大事なんだ。負けは新たなスタートなんだよ」と励ましました。
そしてさらに「このままずっと勝ち続けたら、中学生のうちにオリンピックチャンピオンになっちゃうじゃない。それはちょっと世間的にもまずいでしょ?」と言ったら、ようやくニコッと笑ってくれました(笑顔がまたかわいい♪)。
そこへタイミングよく今日の特別ゲストである2012ロンドン五輪の銅メダリスト・西山将士さん(新日鐵住金)が通りかかります。西山さんとは2ヶ月前の講道館合同練習会で御一緒しており、すかさず大介くんとの記念撮影をお願いして、激励もしていただきました。
その後は、どん底まで落ち込んだ大介くんもすっかり元気になったと、お母様から聞きました。やるな、大介。立ち直りが早いな♪
山先生は「大会開催は初めてのことなのでいろいろと不手際が多くてすみませんでした」とおっしゃいますが、私にしてみれば、山先生の熱意・情熱がメインアリーナ中に感じられる大会でした。
山先生をはじめ大会関係者の皆様、たいへんおつかれさまでした。来年も、私でよろしければ、喜んでお手伝いをさせていただきます♪
メインアリーナの正面
開会式
西山将士さんとこどもたちの模範試合(主審は斎藤制剛さん)
佐藤大介くんの激闘
とにかく励ましました
西山将士さんとの記念撮影
春日部工業高校平成22年卒業の坂田勇作さんも競技役員でした♪