今日は標記大会が講道館で行われました。私は25回目の出場です。
今日の対戦相手は千葉県警察の矢作和久七段。矢作七段は警察柔道界の実力者で、全日本柔道選手権大会にも出場しています。
全国柔道高段者大会は、年齢5歳以内、体重5kg以内で対戦相手を組むと聞いたことがありますが、私は全日本選手権大会出場者にちょうどいいらしく(苦笑)、今回で5人目の対戦となりました。
ですが、こう言っては何ですが私は普通の柔道家なので、全日本選手権大会出場者とではなく、普通の方と対戦した勝ったです(本音)。結果は、講道館柔道試合審判規定で試合時間3分なので引き分けに終わりましたが、試合中に筋肉痛が始まるくらい、矢作七段の強さを肌で感じた3分間でした。
これで通算25戦5勝2敗18引き分けです。
実は今回は3月末の校内合宿で左肩を痛め、治ったと思って練習したらまた痛め、本当に軽めにしか練習できない中での出場でした。その分、自宅周辺を走ったりしましたが、2006年のこの大会で右肩を脱臼した悲しい経験が頭をよぎり「また大きなケガをするのではないか」と不安でいっぱいでした。ですから、結果的には大きなケガもなく終えることができて、本当によかったです。
私は第1試合場の5試合目でしたが、7試合目に出場する藤村利行七段(和歌山県)が試合直後の私に、こう言いました。
「この高段者大会の雰囲気はなかなか緊張しますね。これは生徒を指導する上で大事なことですね。こういうドキドキする経験を生徒と共有しておくということはものすごく大切ですね」
私はまったく同感で、すっかり柔道衣を着なくなった先生方が、試合の時に生徒に「攻めろって言ってんだよ!」とか「頭を上げろよ!」などと無理難題を言う時がありますが、攻められない時もありますし頭を上げられない時もあります。
そんな時に自分でも試合に出ておけば、生徒に発するアドバイスもひと味違ったものになると思っています。これからも健康に気をつけて練習を重ね、来年の26回目の出場を目指します。
結びに、本大会を運営してくださっている講道館の先生方に感謝を申し上げます。今年もありがとうございました♪
フランス人柔道家のピエール・フラマン五段・ジャン・リュック・バレ六段
新潟県高体連の高橋靖信五段
日本大学柔道部の大先輩・波多野和敬七段
波多野和敬七段と清水勝彦七段(神奈川県)
翌日の全日本選手権大会に出場する日本大学出身の若手3選手
国士舘高校・岩渕公一七段(大爆笑編)
岩渕公一七段・羽生利彦八段・清水定明八段
ギリシャのスピロス・リゴス六段
香川県警察柔道主席師範・田中孝司七段
試合の様子(以下5枚は講道館・津村弘三先生ご提供)