標記大会は、11月23~25日の3日間、大阪市港区にある丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)で行われました。私の役割は競技部の副部長です。
今年から全柔連・大会事業委員会の副委員長を仰せつかったため、大会全体を統括する西田孝宏委員長を補佐するのが今回の私の仕事ですが、何しろ今まで大会運営の最前線で仕事をしてきましたので、最前線で忙しく動いている皆様には申し訳なく思います。
立場が違うと言えばそれまでですが、そういうわけで今回は大会前夜の20:00~20:30の計量の統括(見守り?)と、大会当日の朝10:00~10:45に行われる、抽選で選ばれた選手の計量を担当しました。
振り返ってみると、2006年に全柔連・大会事業委員を仰せつかった私は、2007~2008年の嘉納治五郎杯、そして2009年から始まったグランドスラム東京のすべてに係員として召集していただきました。その間に世界国別団体戦や2010世界選手権東京大会もありましたので、今回で14回目の国際大会の運営ということになります。
毎回思うことですが、トップの選手の試合とトップの審判員の審判技術を目の前で見られることは、本当に幸せです。今回も、実にたくさんのことを勉強させていただきました。あらためて、このような機会を与えてくださった全日本柔道連盟に感謝を申し上げます。
また、今回の大会でも嬉しい再会や新たな出会いがたくさんあったのですが、ブラジルの男子ナショナルチーム・中野裕子監督とお会いできたことは、この上ない喜びでした。
本校の道場には次の言葉が掲示されています。
「柔道は日々鍛錬する過程が大切で、試合はその結果にすぎない」
これは朝日新聞で見つけた中野監督の言葉なのですが、私にとっては心を揺さぶられるものでした。
確かに「試合で勝ちたい」「強くなりたい」と思って日々練習するのですが、いつもいつも勝てるとは限りません。むしろ思うような結果が出ないことの方が多いはず。
それでも日々鍛錬してきたことはけして無駄にはなっていないと、私は思っています。いつか別な形で結果が現れることでしょう。
そんな私の想いをズバリ言い表しているこの言葉の主(ぬし)にお会いすることができて、まさに夢のようなひとときでした。中野監督、このたびはお話をさせていただき、本当にありがとうございました♪
春から始まった全柔連主催大会の運営も、これでひと区切りです。今年は、全日本柔道選手権大会、全日本ジュニア体重別選手権大会、福井国体、そしてグランドスラム大阪と、多くの大会に関わらせていただきました。
これらの大会で得たことを生かして、今後もよりよい大会運営を目指します。大会中、大阪府の方々をはじめ、たくさんの皆様のお世話になりました。あらためて感謝を申し上げます。ありがとうございました。また来年来たいです、大阪♪
この人なくして選手係は語れません♪(松岡圭一先生)
大会会場の正面玄関
組み合わせ抽選会で挨拶する山下泰裕・全柔連会長
2015世界チャンピオン・スメノフ選手(カザフスタン)
一緒に当日朝の計量を担当したIJFのスマコフ氏(カザフスタン)
御存知、ピエール・フラマン氏(全柔連・広報委員会)
ブラジルの男子ナショナルチーム監督・中野裕子 氏
高体連韓国遠征でお世話になっている 朴大盛 氏
十字固の名手、ニール・アダムス 氏
IJF・クノエスター 氏
大阪府・中野眞利 氏(同い年♪)
IJF・エリザベッタ 氏
60kg級・スメノフ選手(カザフスタン)
48kg級・近藤亜美 選手
52kg級・志々目愛 選手(了徳寺学園)の内股
57kg級・富沢佳奈 選手(東海大学)
富沢佳奈 選手の内股
富沢佳奈 選手(2回戦)
男子73kg級 決勝戦
100kg超級・原沢久喜 選手(日本大学OB)
100kg級・ウルフアロン 選手(了徳寺学園)
100kg級・羽賀龍之介 選手(旭化成)
100kg超級・ルーカス・クラパレク 選手(チェコ)
90kg級・向 翔一郎 選手(ALSOK)
優勝を決めた直後の 向 選手
78kg級・佐藤瑠香 選手(コマツ)
90kg級 表彰式
78kg級 表彰式
100kg級 表彰式
100kg超級 表彰式
中西英敏 八段 と 松本勇治 七段 による古式の形
大会事業委員会 全員集合!
大会係員 全員集合!