東部地区合同練習会終了後、私はダッシュで埼玉県立武道館に向かい、標記講習会に合流しました。私の役割は「指導者の倫理Ⅱ」「固め技の指導体系」の講師です。
講師といっても私よりもはるかに年上の大先輩方に偉そうなことは言えませんので、NTC(味の素ナショナルトレーニングセンター)で行われた中央講習の内容を伝達し、全国高体連や全柔連の立場で経験してきたことを織り交ぜながら、講習をすすめました。
びっくりしたのは、指導者資格の更新・養成講習でありながら、受付で出席確認をして資料を受け取って、そのまま講習を受けないで(さぼって)帰ってしまった人が4名いたことと、ご高齢の大先生でありながら私語を慎めず、県柔連の中島会長から叱られた方がいたことです。
柔道指導者の資質向上のための講習会でありながら、このようなことが起きてたいへん残念です。もしもそれらの先生方の心の中に「こんな若いやつらの話なんて聞いてられるか」という気持ちが少しでもあったなら、それはもう残念の極致です。「自分はちゃんとした年寄りになろう」とあらためて自分に言い聞かせた講習会でした。
一連の指導者資格講習会に関係する皆様の御苦労に感謝を申し上げます。私は次回は、12月20日に「審判規定」を担当します。「いい講習だった」と言っていただけるように頑張ります♪
講習中の金杉博美先生
講習の様子