3月11日は、卒業式予行の後に恒例の3年生送別会が行われました。
全員で昼食をいただいたあとに記念品の贈呈、3年生挨拶、在校生送る言葉、顧問祝辞、そして前キャプテン・玉置雄大くんの号令で「ごちそうさまでした」を唱えて、めでたくお開きとなりました。
顧問祝辞では、私はだいたい次のような話をしました。
「私は高校柔道にずっと関わっていたいと自分が高校生の時に思って、教員になりました。そしてみんなは、私にとっては春日部工業でともに柔道をする仲間だと思っています。山崎(邦俊)先生(理科)が「勝つばかりが柔道じゃない」とおっしゃっていましたが、なるほどと思います。もちろん柔道は強い弱いを競う競技だから、みんなも強くなりたい、試合で勝ちたいと思って練習してきたことでしょう。しかしながら、いつもいつも試合で勝てるとは限りません。でもその一生懸命練習している間に身につけた挨拶、返事、言葉遣いや苦しい時にも負けないで頑張る心が、みんなの人生で困った時に背中を押してくれることでしょう。それぞれの進路での活躍を祈っています。そして、時間にうんと余裕が出来たなら、いつでも道場に顔を出してください。その時を楽しみにしています」
卒業生全員の顔をしみじみ眺めていたら泣いちゃいそうだったので深く考えないようにして祝辞を終わらせましたが、本当にみんなよく頑張ってくれました。そして私にも後輩たちにも、3年間でいろいろなことを教えてくれました。感謝しています。
送別会の翌日は卒業式でしたが、7時から朝稽古を行いました。この練習が3年生最終練習です。体操、打ち込み、投げ込み、そして乱取りの後、最後に卒業生全員が前に出て投げ込みをしました。私と1・2年生全員で3年生の投げ込みを受けて卒業を祝いましたが、これは東海大学の4年生最終練習を真似ています。
投げ込みの後に礼をして握手をして言葉を交わし、全員の卒業を祝いましたが、ここでも深く考えると泣いちゃいそうでした。
私は卒業生とは一生のつきあいだと思っています。毎年夏に企画している庄和高校、上尾東高校、幸手高校、そして春日部工業高校の卒業生が集まる練習会にも来てくれたら嬉しいです。彼らのますますの活躍を祈ります♪
送別会のあとの記念撮影
最終練習の後の記念撮影
練習に参加してくれた中学生のみなさん
練習後のスナップ
練習後のスナップ2