6月25~26日の2日間、標記大会は日本武道館で行われました。私の役割は第5試合場審判員です。
この大会にはもう何度も審判員として招集していただいていますので、特に緊張することはありませんでしたが、今大会から審判員(ジュリー)を2人配置し、また不適切な応援をコントロールするためにマナー委員1人を配置することになりました。
この大会にはもう何度も審判員として招集していただいていますので、特に緊張することはありませんでしたが、今大会から審判員(ジュリー)を2人配置し、また不適切な応援をコントロールするためにマナー委員1人を配置することになりました。
主審とマナー委員はイエローカードとレッドカードを持ち、不適切な応援があった場合には1回目はイエローカード、2回目はレッドカードを提示して監督を退場させるというものです。
不適切な応援とは、投げ技のあとに「(ポイントが)あったあった!」とか「今の(技は)有効でしょ!」などのように、審判員の判定に関する発言のことを指します。不適切の程度によってはいきなりレッドカードもある得るとのことで、例えば「審判どこ見てんだ!」などの発言は一発でレッドカードになるだろうと思います。
今大会では、この制度が導入されることが周知徹底されていましたので応援のマナーは非常によく、レッドカードで監督が退場したのは1件だけでした。また私は、女子3人制決勝の審判員と男子準決勝のマナー委員を仰せつかりましたが、大きな問題もなく終了することができました。
審判員をしていても、母校・日本大学の戦況が気になります。試合結果は報道の通りですが、準々決勝の日本体育大学戦、準決勝の筑波大学戦(前年度優勝校)ともに見事な試合内容でしたし、決勝戦も一時は内容でリードするなど、立派な試合でした。これからの母校のますますの活躍を祈っています。
結びに、10年間、全日本学生柔道連盟会長をお務めになった佐藤宣践先生が今大会をもって勇退されましたので、この場で佐藤先生に感謝を申し上げます。
佐藤先生からお聞きした話はたくさん心に残っています。
「どんなに激しく戦っても礼節を忘れてはならない。礼節を忘れた柔道は柔道ではない」
「みなさんには、いい「柔道の伝道師」になってもらいたい」
「真夜中に畳を敷いた仲間に感謝して試合をしてください」
佐藤先生からの話をあげればきりがありませんが、これからも引き続きわれわれに御指導をいただければ幸いです。
佐藤先生、長い間、たいへんおつかれさまでございました。
先鋒・山下 恭平 選手
次鋒・向 翔一郎 選手
五将・田中 颯 選手
中堅・佐藤 和哉 選手
三将・一色 勇輝 選手
副将・安達 裕助 選手(日大主将)
大将・尾崎 央達 選手