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Channel: 春日部工業高校柔道部監督のブログ
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伊東明日香さん、弐段に合格!

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今日は埼玉県柔道連盟主催の昇段審査会が埼玉県立武道館で行われ、標記・伊東明日香さん(本校3年生)が弐段審査に挑戦し、見事に合格しました。

伊東さんの弐段審査受験を私は本人から2日前に知らされ、すでに今日は別の用事が入っていたために応援に行くことはできませんでしたが、誠心館の植木正義さんが写真を送ってくださいました。植木さんは、今までも私がいない時の昇級審査会や昇段審査会の様子を送ってくださっており、本当に感謝をしています(まるで本校の特派員のようです♪)。

昇段するにも費用がかかるため、私は昇段審査を受けるかどうかは生徒の自主性に任せていますが、伊東さんの弐段挑戦は、本校柔道部としては平成24年度卒業生の山口幸一さん以来となりました。

私は高校時代の恩師・齋藤辰夫先生が全国高段者大会に出場するなどして昇段に意欲的だったことから、柔道をやっている人はみんなそうするもんだと思っていました。

また、私が高校1年の時に日大二高の山根茂先生(故人)から「私は七段に昇段するまで、毎回10点はとって昇段していた」という話を聞いて、これまた柔道をやっている人はみんなそうするもんだと思っていました。

ところが柔道修行をしていくうちに、そうではない方法で昇段をする人を多くみかけるようになりました。

教員1年目に、勤務校の地元・北葛飾郡市柔道連盟の会長さんから「推薦するから四段を受験してはどうか」と言われ「推薦て何だよ?」と思ったことを思い出します。私は前述の山根先生の「毎回10点とって昇段」を目指していましたので、ありがたい話でしたが丁重にお断りして、講道館の月次試合で10点取ることを目指して頑張りました。

月次試合が近づくと埼玉大学の野瀬清喜先生に電話をして許可を得て、1週間くらい埼玉大学で稽古を重ねてから試合に臨んでいましたし、初戦で一本負けした時に野瀬先生から厳しい御指導をいただいたのも、今となればいい思い出です。

全国高段者大会にも今年で24回出場しましたが、ある時、京北高校におられた尻無清孝先生が私に声をかけてくださって、こうおっしゃいました。
「お、また出てるんだね?頑張るね~」
「ありがとうございます。頑張ります」
「○○高校の△△先生なんか、この大会に一回も出たことないし、柔道衣姿もほとんど見たことないのに、それでもあの手この手で昇段してる。それについて、あなたはどう思う?」
「ん~△△先生は、私とは生き方が違う人だと思います」
(尻無先生、苦笑)

ある方がおっっしゃっていました。
「若い時は段位なんかいらないと思っていても、年をとってくると段位が欲しくなってくるんだよ」

私はもともと強い選手ではなかったので、せめて頑張って昇段していこうと思って、若い時からこつこつやってきました。おかでさまで平成25年に七段に昇段させていただきましたので、あとは一生かけて八段を目指していこうと思っています。

伊東さん、今日はおつかれさまでした。応援に行けなくて申し訳なかったのですが、またぜひ練習に来て、後輩たちをガンガン鍛えてください。楽しみに待っています♪

イメージ 1
合格して満面笑顔の伊東明日香さん

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