今日は標記大会が東京武道館で行われました。私の役割は第1試合場主任審判員です。しかも今回は全柔連派遣審判員という立場なので、中学生男子団体戦の決勝戦も担当させていただきました。
大会会場に入ると、すぐに声をかけてくれたのが浅香夕海さん(東海大学OG)です。浅香さんは2006年・2007年のインターハイチャンピオンで、2007年の第1回高体連フランス遠征に御一緒しています。講道館杯で優勝した表彰式で引退を発表した姿も衝撃的でした。
今は結婚して宮崎県にお住いとのこと、健康に留意され、さらなるご多幸をお祈りいたします♪
試合結果は報道の通りですが、小学生・中学生でありながら反則すれすれの行為をする選手が目につき、こんなことでいいのかなあと思いながら審判をしていました。
例えば少年大会特別規定では「立ち姿勢で相手の後ろ襟、背部又は帯を握ること」は禁止事項となっています。ただし「技を施すため、瞬間的(1・2秒程度)に握ることを認める」とも書いてあります。
私が少年柔道の指導者だったら絶対に相手の後ろ襟や背部は持たせませんが、実際は持たせている指導者が多く、事実、それで指導もとられています。
「禁止事項なんだから、やっちゃだめだよ」と指導するのではなくて「技をかける時は1・2秒なら持っていいんだよ」と指導しているのでしょう。また、反則すれすれの事をしないと全国では勝てないのかも知れません。
でも、本当にそれが正しい柔道につながるのかは疑問です。私は全国で勝てなくても、禁止事項をやらせない指導を維持したいと思いました。
大会後は松井勲・大会副委員長の発案で、「夜のマルちゃん杯」が開催されました。
ここでは大会全般から審判法、そして最終的にはサンマの刺身の食べ方まで中身の濃い情報交換が行われ、たいへん研修が深まりました。あらためて松井先生に感謝を申し上げます。
また、大会運営に関係したすべての皆様にも感謝を申し上げます。ありがとうございました♪
浅香夕海さんとの2ショット
抑え込みを見守りつつタイマーを確認する関根善晴審判員
関根善晴審判員の美しい「待て」
夜のマルちゃん杯 その1
夜のマルちゃん杯 その2
夜のマルちゃん杯 その3
夜のマルちゃん杯 その4(雨が降ってきました編)
夜のマルちゃん杯 その5(記念撮影編)