今日は標記大会が埼玉県立武道館で行われました。私の役割は試合場統括責任者です。
この大会のもっとも重要な部分は、各階級の準々決勝が終わって4強が出そろってからいかに敗者復活戦にスムーズに移行できるかだと、私は思っています。
私は8強に残った選手しか敗者復活戦にまわれないクォーターファイナル・レペチャージに直ちに突入できるように、各会場のトーナメント表に「ここには第○試合場の○番目の試合の敗者が入りますよ」と誰が見てもわかるように書いてまわりました。そしてその甲斐あってか、8試合場すべてでほぼスムーズに敗者復活戦に突入し、準決勝~敗者復活2回戦~3位決定戦~決勝戦と終えることができました。
実はトーナメント表に書いてまわろうと思った時に「男女あわせて全部で16階級かぁ。かったるいなぁ」と正直、思いました。そして書き始めた時にそれを見ていた池田貴紀先生(新座柳瀬高校)が「それを書けばいいんですね?では向こう側(2・4・6・8試合場)は私が書いてきます!」と言って半分引き受けてくださいました。
私は常々生徒たちに「気が利く人間になれ」と話しています。社会に出れば、言われたことができるのは当たり前で、言われていないことでもいかに気を利かせて動くかで社会で活躍できるかどうかが決まる、と思っています。
「こういうことをしておけば、後々こういうようになる」とか「こんなことをしたら、後々こういう困ったことがおきる」といった想像力をはたらかせることが大切です。あらためて池田先生は、常に想像力をはたらかせている、柔道界になくてはならない人材だと思いました。
試合結果は報道の通りですが、9月の全日本ジュニアへの出場権を獲得した選手の皆様の健闘を祈るとともに、大会関係者の皆様に感謝を申し上げます。いろいろとありがとうございました。そして、おつかれさまでした♪
埼玉栄高校・西願寺哲平選手の谷落
女子57kg級決勝を戦う埼玉栄高校・富沢佳奈選手
谷川選手(山梨学院大学)の内股
優勝を決めた富沢選手の体落技あり