今日は埼玉県柔道連盟主催の昇段審査会が、埼玉県立武道館で行われました。
本校からは2年生の齊藤亮太くんと木通博志くんが初段に挑戦、3年生の武藤慧伍くんが弐段に挑戦し、見事に3名とも合格しました。
埼玉県柔道連盟の昇段審査会はおそらく全国的に見ても屈指の厳しさで、6人リーグで試合して3勝すれば一発で合格。1回の審査会で3勝できなくても、何回かの審査会で勝ち星を積み重ねて、合計5勝すれば合格です。
つまり勝たないといつまでも昇段できないことになりますし、しかもリーグ戦のグループを作るときに体重は考慮されませんので、軽量級の生徒にとっては、本当に厳しい審査会と言えます。
齊藤亮太くんは今回が2度目の挑戦でしたが、前回の審査会はひとつも勝つことができず、その悔しさから練習に練習を重ねての挑戦で、見事に4勝1分での合格となりました。
木通博志くんは今回が初挑戦でしたが、常に攻めまくる積極的な柔道で、4勝1敗で合格となりました。
武藤慧伍くんは1回の審査会で3勝することはできませんでしたが、コツコツと勝ち星を積み重ねて、今回で通算5勝となり、合格となりました。
武藤くんにはこう話しました。
「段位は必ず後になって欲しくなってくる。やっぱり初段よりは弐段だよ。コツコツと挑戦を続けて本当に偉かったね。初段のみんなが、いつかあなたの弐段をうらやましがるときが来るよ」
私は選手としてはたいしたことがなかったので、せめて段位だけは頑張って挑戦しようと思い、常に上位の段に挑戦してきました。
私が七段に昇段した時にびっくりしてうらやましがる方もおられましたが、私に言わせればその方が何もしていない間も練習して高段者大会に出て、点数を積み重ねてきたという自負があります。
特に全国高段者大会で右肩を脱臼した時は最大の試練で、手術をしてリハビリをして最初に高段者大会に出た時は「また脱臼するのではないか」という恐怖心が大きく、びびりまくりながら試合をしたことを思い出します。
今日、合格した3名がますます柔道を好きになって、さらに頑張ってくれたら嬉しいです。本当の本当に、合格おめでとうございました♪
合格三人衆(全員、男前です)