今日は3月10日(土)の卒業式の振替休日で朝10時から練習でしたが、フランスジュニア女子のナショナルチームが練習に来てくれました。
もともとは都内の大学に練習に行くことになっていたのですがそれがダメになったそうで、友人のフランス人柔道家・ピエール・フラマン氏から「何かいい案はないですか?」と相談を受けていました。
ところが大学はどこも遠征などで都合がつかず、有力な高校は全国高校選手権が迫っていることから、合同練習を断られるのはほぼ間違いありません。
そこで「男子でよければうちは練習してますよ」と話すと
「生徒は何人いますか?」と聞くので
「22人です」と言うと
「ちょうどいいですね。聞いてみます」となって、女子ジュニアのボノム監督と相談した結果、本校に来てくれることになりました。
今日の練習は元立ち形式の乱取り20本がメインでしたが、ボノム監督、トレーナー、選手12名の全員が英語を話せたのはありがたかったです。
「This school Randori is including Newaza」(ここの乱取りは寝技ありですよ)
と話しても、問題なく対応していました(文法的にあっているかどうかは別にして(笑))。
練習後は「午後も道場を使わせて欲しい」とリクエストされていましたので、16時頃まで技の研究やウエイト・トレーニングなどで自由にお使いいただきました。
食事は近くのコンビニ(LAWSON)で調達すると言っていましたが、彼らが帰ったあとで気になり、LAWSON に挨拶に行くことにしました。
「すみません、春日部工業高校です。いつも生徒たちがお世話になり、ありがとうございます」
「あ、どうもどうも♪」
「今日のお昼くらいに、外国の方がたくさん来てたいへんなことになってたんじゃないかと思いまして、挨拶に来ました。私が一緒に来ればよかったですね。すみませんでした。大丈夫でしたか?」
「そうなんですか。工業高校さんのお客様だったんですか」
「はい、柔道の練習で来てくれたんです」
「そうでしたか。外国選手の受け入れもしてるんですか。いやうちは売り上げが多くなってありがたかったですよ。それにみんな、とっても礼儀正しかったし♪」
私はこの「とっても礼儀正しかったし」を聞いて嬉しくなりました。
我々も彼らを見習っていつでもどこでもきちんとした生活をして「柔道をやってる人にはいい人が多いんだね」と思ってもらわなくてはなりません。最後の最後にそんなことを感じた、フランス・ジュニアチームの来校でした。
ボノム監督、トレーナーさん、そして選手のみなさん、今日は御来校いただき、ありがとうございました。なかなか機会はないとは思いますが、チャンスがあったらまたぜひ来て下さいね。大歓迎でお待ちしています♪
練習後の記念撮影
「How old are you ?」「19」「He is 17」「No problem♪」(笑)