標記大会は、6月1~3日に東京都足立区綾瀬の東京武道館で行われました。本校は3年振り4回目の出場です。
埼玉県予選会8強だった本校は順位決定戦で8位となり、関東大会では他の都県の1位校と対戦することになりました。そして5月19日の抽選会で決まった対戦相手は山梨県1位の東海大学付属甲府高校です。
実は東海大学付属甲府高校には、昨年3月14日に大東文化大学第一高校と一緒に練習に行ったことがあり、その全国区の実力は肌で感じていました。
その時の様子はこちらをご覧下さい。
特に副将・川高海優選手と大将・長嶋勇斗選手は、山梨学院大学の大学生にも勝って関東ジュニアに出場すると聞いており、戦前から厳しい戦いが予想されていました。
結果的には先鋒・佐藤広輝選手が引き分けた以外は全員が一本負けとなり、0-4で敗れました。
先鋒の佐藤広輝選手は、やや攻め負けた感はありましたが、組み手を妥協せずによく頑張りました。
次鋒の白川真生選手は、5月26日のインターハイ個人戦の東部地区予選会で左足の小指に裂傷を負い、3針縫った糸が入ったままでの試合だったため、本来の力を出せずに終わりました。
足の踏ん張りがきかないために立て続けに場外指導を取られて無念の反則負けとなりましたが、本当に万全の状態で試合をさせてあげたかったです。
中堅の手島龍人選手は、最後の最後に小外刈で一本負けしましたが、攻めに攻めていい試合でした。よく頑張ったと思います。
副将・川野威吹選手と大将・坂本悠弥選手は、力の差をまざまざとみせつけられての一本負けでした。相手校の2人の選手は、さすがに大学生に勝つだけの力を持っているなと感じさせる好選手で、今後もどれだけ活躍するのか見守りたいと思いました。
試合は初戦敗退となりましたが、全国区の東海大甲府と必死に戦う生徒たちはよく頑張りましたし、私には本校の選手が輝いて見えました。あらためて生徒たちの頑張りに感謝をしたいと思います。
大会中、実にたくさんの方々から「出場おめでとう」と声をかけていただきました。本当にありがたく思います。
全国区で活躍されている高校に比べたら全然まだまだですが、普通に入学してきた、普通の生徒たちだけでよく頑張っていると私も思います。
「おめでとう」と声をかけてくださった方々に引き続き応援していただけるように、これからも生徒たちと力を合わせて頑張っていこうと心を新たにしました。
大会当日、会場に応援に来てくださった校長先生、白川選手の担任の後藤悦子先生、保護者の皆様、卒業生の皆様、応援ありがとうございました。勝つばかりが柔道ではありませんが、来年も関東大会に出られるように頑張ります♪
■大会結果
関東大会余話
今回の宿舎では、本校特別コーチの鈴木翔さん(ミクシィ柔道同好会)の恩師・村田剛先生率いる宇都宮南高校と一緒でした。
その村田先生が6月3日の朝食の時にこう話してくれました。
「小池先生、私は春日部工業の生徒たちに感動したのでお話しするのですが、大浴場のスリッパが春日部工業の生徒たちが出たあとに私が出てみたらきちんと整頓されてたんです。本当に立派な生徒さんですね」
村田先生、今朝は嬉しい話をありがとうございました。これからもひとつひとつの生活をきちんとして、より多くの方から応援されるチームとなるよう努力します。そしてもっともっと鈴木翔コーチに来ていただけるように頑張ります♪